
専門研修プログラム
2018年より新専門医制度が施行、開始されました。これにより初期臨床研修修了後、専攻医として基本19専門領域のいずれかの専門医資格を取得する事になります。中部国際医療センターでは、内科、皮膚科、麻酔科、救急科、総合診療の専攻医として、修得した基本的な医学知識・技術を卓越した先輩医師たちと更にスキルアップすることができます。
熱い指導医に囲まれて、最新鋭の治療・検査を行い疾病に苛まれている患者さん方の健康を守る実力のある専門医を取得しませんか。中部国際医療センターの全スタッフが一丸となって、指導していきます。
連携施設
中部国際医療センターでは、専門性を高めながら、地域医療にも貢献できる医師を育成するため、連携施設との協力体制を大切にし、充実した研修環境を提供しています。


特徴・利点
1. 指導体制
90種類を超す主要学会の専門医・認定医・指導医資格を有する卓越した先輩医師が、マンツーマンで全国から集まった専攻医の先生方を指導していきます。当院は、岐阜県中濃地区の35万の人口を担う502床の基幹病院です。
救急搬送年間約5,200件と急性期疾患の対応から、高齢化人口を抱えるエリアとしても慢性疾患の治療に至るまで幅広く、高度な臨床能力を身につけることが可能な病院であり、秀でた専門研修プログラムを用意しています。更に次の目指すサブスペシャルティ分野の専門医に関しても効率的にキャリアアップしていく仕組みが整備されています。
2. 専門医資格の取得を保証
新たな基本領域及びサブスペシャルティ専門医取得に際して、各診療科独自のプログラムとなっています。
中部国際医療センターで主な研鑽・研修を行う一方、教育基幹病院として、岐阜大学、愛知医科大学、名古屋市立大学などの特定機能病院をはじめ、岐阜県総合医療センター、岐阜市民病院などの地域医療支援病院を含む、多くの研修施設との連携により、確実な基本領域専門医およびサブスペシャルティ専門医の取得を責任を持って指導し、専攻医の成長を全面的にバックアップします。
3. 博士号取得・海外留学をサポート
臨床経験を積みつつ、大学での研究をしながらの研修も可能とするシステムも整備しており、医学博士の取得への道筋も確立されています。また、海外留学に関しても、2年間の医師外国留学奨学金制度を有しており、留学に対して有利なサポートシステムを利用することが可能です。更に、多数の先輩医師たちは、留学経験が有り、海外留学への橋渡し、助言等のサポートを受けることが容易です。
専門医制度の仕組み
(2年)
専門取得のための研修
(3年以上)
専門医取得のための研修
(3年以上)
基本領域(19領域)
内科、小児科、皮膚科、精神科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科、放射線科、麻酔科、病理、臨床検査、救急科、形成外科、リハビリテーション科、総合診療
サブスペシャルティ領域*
*日本専門医機構に認められているサブスペシャルティ領域(2022年4月現在)
内科領域
消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、血液、内分泌代謝・糖尿病内科、脳神経内科、腎臓、膠原病・リウマチ内科、アレルギー、感染症、老年科、腫瘍内科、肝臓内科、消化器内視鏡、内分泌代謝内科、糖尿病内科
外科領域
消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科、乳腺外科、内分泌外科
放射線領域
放射線診断、放射線治療
研修および研修修了後のロードマップ
大学医局に所属する医師の場合、医局の指導のもとでキャリアのロードマップが描かれ、自身の将来像をおおよそ把握することができます。一方で、大学医局に所属しない医師は、自ら将来像を設計し、キャリアを構築していくことが求められます。
当院又は、他院で初期研修を修了し、当院において専門医資格を取得した後の進路は、医師自身の希望に応じて多様な選択肢を準備しています。具体的には、当院の常勤医師としての就職、多治見市民病院などの連携病院への就職、大学院への進学、大学医局への入局、当院に籍を置きながら特色ある病院や研修施設での研鑽を積む出向や研修、あるいは開業などが挙げられます。これらのキャリア形成について、当院は全面的にバックアップいたします。
また、医療環境が急速に変化するなかで、それに迅速に対応できる機動性を持つことは、社会医療法人厚生会の強みのひとつです。当院は、患者さんが安心して医療を受けられる環境を提供するとともに、地域の多様な医療ニーズに応えられる臨床医を育成することを使命と考えています。社会医療法人として、地域住民が必要とする医療を的確に提供できる医師の育成と、持続可能な医療体制の確立に努めています。



